6月も後半に差し掛かり、いよいよ本格的な夏を迎えようとしている頃。
同じく本格的に気になりだすのが”体臭”ですね。
体臭は男女関係なく持つ悩みで、日頃から色んな対策を皆さん考えて実践しているのではないでしょうか。
ニオイを気にするあまり体を常に清潔にしようと実践している方法でも、じつはそれが悪化させてしまう原因になっていたりします。
乾いたタオルで汗を拭き取るのはNG
沢山汗をかいた時に皆さんは何で拭き取っていますか?
お風呂上りに体の水分を拭くように乾いたタオルで体中の汗を拭き取っている方。
じつはそれ、色んな意味で間違いなんです。
今や分からない事があればすぐにネットで検索できるのでご存知の方も多いかもしれませんが、汗というのはそもそも無臭です。
体から出た汗と皮膚の皮脂や垢が合わさり、それを肌に住み着く常在菌が分解する時にニオイが発生しているんですね。
この皮膚に住み着いている常在菌は、肌を清潔に保つために常に働いてくれています。
菌というのは適度な水分を必要としていて、乾燥した場所だと上手く働けなくなってしまい場合によっては死んでしまいます。
乾いたタオルで汗を拭きとる行為は、強制的に皮膚の水分を奪ってしまうので常在菌の働きが悪くなり、結果的に肌が荒れる原因に繋がります。
また汗が皮膚表面から蒸発する事で体温を下げる効果もある為、乾いたタオルで皮膚の水分を奪ってしまうと蒸発する作用がなくなってしまうんですね。
その結果体温が上手く下がらず、熱中症になるリスクも上がってしまいます。
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【対策】ノンアルコールの汗拭きシートで体を拭く
ではどうすればよいのかと言うと、乾いたタオルで体を拭くのではなく濡れたタオルで体を拭くようにしてみてください。
そうすると汗も拭きとりつつ、水分も肌に適度に残るので蒸発機能も奪われません。
濡れたタオルを用意できない方は、汗拭きシートを活用するとよいと思います。
ただ汗拭きシートもどれでも良い訳ではなく、なるべくならノンアルコールタイプの物を選ぶと良いでしょう。
アルコールタイプの汗拭きシートがいけない訳ではないのですが、皮膚の常在菌もアルコールで一緒に拭き取ってしまうため使いすぎには注意が必要になってきます。
普段使いにはノンアルコールタイプ、汗を沢山かいた時だけアルコールタイプを使うなどのようにシーンによって使い分けた方がいいかもしれませんね。
制汗スプレーの使いすぎはNG
制汗スプレーは汗を出す管に付着して汗を抑制する効果があります。
逆に言えば汗をせき止めてしまう事になる為、使いすぎるとこれもまた熱中症リスクが上がります。
筆者も学生の頃はよく全身に振りかけるように制汗スプレーをまき散らして使ってました。
制汗スプレーって冷たいので、暑いときなんかはスプレーするだけで体が冷えて気持ち良いんですよね。
ついついやってしまいがちな行為ですが、これがやってはいけないNG行為になります。
【対策】部分的に使うように心掛ける
制汗スプレーを使う箇所を自身で決めて、ポイント使いするようにすると良いでしょう。
1番ニオイの気になる脇や足などには制汗スプレーを吹きかけるようにして、それ以外の部分は汗拭きシートを使ってニオイ対策をする。
ニオイを気にするあまり、発汗作用を強制的に止めすぎてしまわないように気を付けて使うようにしてみてくださいね。
香水は汗のニオイとの相性で逆効果になることも
汗のニオイを抑える為に香水を使うという方もいらっしゃいます。
ただこの香水も注意が必要で、香水の香りによっては汗のニオイと混ざり逆に悪臭になってしまうこともあります。
そもそも香水は元々西洋文化圏で使われているもので、元々日本には無かったんです。
皆さんはご存知でしょうか?日本人は他の国に比べて体臭が少ないという事を。
日本で暮らしている様々な国の外国の方が、日本に来て感じたことを話しているYouTube動画の中で体臭が少ないという話題に触れているのを筆者も何度か見たことがあります。
恐らくこれは食文化の違いが大きな要因ではないかと思うのですが、そういう文化圏のなかで暮らしてきた日本人は香水のニオイに敏感な方も多いと思います。
今は日本人にとっても香水文化は生活の中に溶け込んではいるものの、飲食店で香水がキツイと不快に思ったりする時もありますよね。
エチケットの為に付けている香水も、付けすぎるとそれがエチケット違反になってしまいます。
【対策】汗のニオイには柑橘系や清涼感のある香りを選ぶ
汗のニオイと相性が良い香りには、柑橘系や清涼感のある石鹸の香りなどがあります。
こういったものを選んで使うようにすると、悪臭を放つこともなく周りにも不快な思いをさせることもないので良いのではないでしょうか。
この他にもウッディな森林系の香りやミントの香りなども良いですね。
また香水の付け方にも1つポイントがあります。
手首や首筋に香水を直接つけるやり方はかえって香りが強すぎてしまうのでお勧めしません。
空間にシュッと一吹きさせ、香りを自身にまとわせる様に使うと程よい香りが長続きしますので是非やってみてください。
まとめ
本格的な夏を目の前に、今の内から体臭対策はぬかりなく準備しておきたい所。
ただ間違った対策をしてしまうと逆効果になってしまったり、熱中症のリスクを高めてしまうこともあります。
正しく体臭対策をして、快適な夏を過ごしましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました。