どうも、めがねこ(@meganecco_kana)です。
随分とブログから離れていました。
いつもはより多くの人に読んでもらえるように、
読んでいて飽きないように何とか工夫して書いていたブログですが、
すみません今回は文字だけで綴ります。
新型コロナウィルスの影響で、下手に家から出られない日々が続いています。
わたしは愛知県在住ですが、愛知県でも独自の緊急事態宣言が出たことで多方面に影響が出ました。
個人的に言えばパート先が休業になって自宅待機。
旦那も同様。
うちはもともと、生活水準が世間一般の家庭平均よりも低いところに属します。
なのでいわゆる貧乏生活が日常です。
我慢・切り詰めが必要な生活には慣れているのですが、
その分暮らすために必要なお金がない。困ったもんです。
お金が無い生活をしているわたしですが、
育った環境はどちらかというと裕福な方でした。
なので結婚する前までは、お金の心配をしたことがまずなかったです。
欲しいものがあれば、お金を出して買えばいい。
時間・物・食べ物・環境、全てお金で解決して幸せを感じていました。
お金で幸せを買っていたんですよね。
それが結婚をキッカケに、ガラリと変わりました。
お金持ち→貧乏人になったからです。
環境が180度変わり、今までの感覚で言動ができなくなりました。
めちゃくちゃワガママだった自分が、
自分のやりたいことを我慢して相手のために動かないといけなくなりました。
これまでの常識が通用しなくなったのです。
旦那と結婚したことで、こんなにも自分が苦しむとは思いませんでした。
わたし自身、人なんて自分の思い通りにできるとなめていたんですよね。
お金でどうとでもできると。
そんなわたしが送った日々は、強烈に嫌で耐えがたい日々でした。
自分の自由もなく、我慢我慢我慢だったからです。
なぜ逃げなかったのか?
答えはただ1つで、なにがあっても旦那がわたしを見捨てなかったからです。
ただそれだけが何とかこの状況を生きようと自分を支え、
首の皮1枚繋がっている理由でした。
なんだかんだそんな日々が3年以上経ち、
不思議なもんでこの生活にも順応するようになってくると、
自分の身にあることが起こりました。
それは、自分自身がお金に頼ることがなくなってきたという事。
「お金お金‼お金が無いと生きていけない‼」とならなくなっていきました。
これまでの自分はお金に使われていて、お金の奴隷になっていたと気づいたんですよね。
そして逆にお金を貴重に思い、使いどころを考える意識を持ち始めるようにもなってきて。
要するに、お金に支配されていた自分から解放され出したんです。
そうしたら自分の中で今度は、時間の使い方も貴重に思い、
考えて行動するようにまで変化しました。
わたしの中でこれまでお金で解決してきた様々な事柄が、お金で解決できない状況になったのがとても大きかったんですね。
なので、お金以外でどうやって解決したらいいのかな?と真剣に考えるように成長していったんです。
「お金お金!!お金が無いと困っちゃう!!」という自分から解放されたことで、
今まで全然気にしなかったこと・気づかなかったことに目が向くようになっていったんです。
自分の中に隠れていた自分が出てきて、全く興味がなかったものに興味がわくようになったし、
今までの自分とは正反対の人間にどんどん変化しているのが分かりました。
そして、わたしがそんな風に変わっていくのを見ている旦那がとっても嬉しそうだったんですね。
それはわたしの頭の角が取れて、穏やかになっていったからでしょう。
その穏やかになっていく自分を強く実感したのが、花に対する意識の変化なんです。
今まで花なんて一切興味がなかったし、咲いてても気にしたことがありませんでした。
誰かから花束をいただく機会もありましたが、管理が面倒で迷惑だと感じるくらいで。
そんなお世辞にも女性らしいとは言えなかったわたしが、今では自分で花を育てるようになってます。
出歩いた先で花が咲いていると、直ぐ気づくようにもなりました。
咲いている花を見て癒され、わぁ~綺麗‼可愛いねぇ~なんて発言するようになりました。
花なんて生けたことのないわたしが、育てた花をリビングにちょこっと飾るようになりました。
そしてその花に気づいた旦那の「綺麗だね」という言葉に、わたし自身が癒されています。
これまでのお金に対する意識が変わっただけで、
ここまで自分が変わるもんだとは思ってもみませんでした。
ギスギスした自分から解放されて、
今は前よりも生きるのが楽だし楽しいと思えています。
もちろんお金は必要ですし大切なのに変わりはありませんが、
自分の身の丈に合った分しか求めなくなりました。
だから金銭面で言えば貧乏なのは全く変わっていませんが、
家庭内は穏やかです。
何ならお金で買えない幸せは右肩上がりに増えていますよ。
さて、長々と自分の変化を書いてまいりましたが、
こういった経験をしたわたしは今思うことがあります。
新型コロナウィルスの影響で、色んな環境が奪われていますね。
「やりたくてもできない」がどんどん増えていますね。
平和だった日本にとっては、戦後以来の脅威ではないでしょうか。
しかも、わたしを含め戦争を経験していない世代にとってはここまで抑圧された生活は初めてですしね。
ですが今のこの状況、決して悪い部分ばかりではないと思うんです。
たまたまYouTubeで見た動画で、こんなことを発言している人がいました。
「コロナに感謝できるかどうかでこの先の人生が決まると思う。」
わたしの個人的な意見ですが、わたしが思うに今は自分に目を向けやすい時期なんじゃないかと。
それがコロナによって、めちゃくちゃおぜん立てされている気がするというか。
今、これまで世の中で大切だと思われてきた考えや環境が、
自分の意志とは関係なく強制的に奪われ、その選択肢が急激に少なくなっているように見えます。
この状況こそが、自分と向き合うのに適した環境だとわたしは思うんです。
自分の力ではどうすることも出来ない状況で、しかも逃げ場もないとなると、
仕方なくでも受け入れられることって多くないですか?
「これしかないんならこの中で生きるしかないじゃん」と諦めがつくというか。
この「逃げ場がない」っていう環境が肝心だと思います。
わたしがお金の支配から解放されるまで苦しんだ時は、普通に逃げ場がありました。
コロナウィルスなんてなかったし、外には自由が沢山ありました。
だから常に「逃げる」「留まる」の2つの選択肢が存在していて、
留まることを自分で選び続けるのが強烈に辛かったです。
だってそれは、自分の力で自分を追い込む行為だから。
だけど今の状況は「逃げ場」ってないですよね。
強制的に「留まる」ことを強いられる環境ですよね。
逃げるという選択肢は無いんです。誰もがしたくてもできないんです。
だから強制的に自分と向き合わないといけない環境になっている気がします。
今みなさんが大切だと思っているものは、本当に大切なものですか?
外部から影響されて埋め込まれた常識だったりしませんか?
その自分の中の常識を見直すときなんじゃないでしょうか?
これを読んでいる方がどう受け取るかは知りませんが、
わたしが何を伝えたいのか感じて頂ける方が現れると嬉しいなと思います。